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Research

研究紹介

離散事象システムの基礎研究

近年、安全性の保証がシステム設計における重要なファクターとなっています。
そこで、離散事象システムの立場から、システムの安全性に関する基礎理論 への貢献を目指した研究を行っています。

ネットワーク化制御システム

事象駆動制御や自己駆動制御と呼ばれる枠組みを用いて、制御するべき必要な時のみ通信を行いながら制御目的を達成するアルゴリズムの開発を行っています。さらに,ガウス過程や強化学習といった学習理論を用いて,未知のダイナミクスを持つ制御対象にも適用できる設計法の確立も目指しています。

機械学習を用いたフィードバック制御系の形式設計

本研究では,形式手法と呼ばれる概念に基づき,AI による意思決定機構を含む制御システムに対し,安全性といった設計仕様を満たすかどうかの検証や制御系設計の構築を行っています。

月極域の探査に向けた未知環境下での経路計画

本研究では揮発性物質の探査に向けたローバの充電率制約下での経路計画法の検討を,JAXA と共同で開発しており将来的には実機実験も計画しています。

気象制御

このプロジェクトでは、総合知を活用した極端気象の社会的影響予測手法の開発と新しい気象制御理論の研究を行います。気象制御が「信頼できる防災インフラ」の一つとなり、大規模災害から私たちの生活を守り、持続可能な社会の実現に貢献することを目指して研究を進めてまいります。
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人と社会の未来を豊かにする
システム開発でそのヒントを探る

髙井研究室であつかう「インテリジェントシステム領域」は、決して新しいものではありません。例えば研究の一つである「離散事象システム」は、1960年代ころから工場などの生産現場で盛んに行われた「自動化」に使われていました。それが時代を超え、発展を遂げ、現在も様々な分野で使われています。例えば、自動運転やドローン操縦、無人の物流倉庫の運営・管理など。AIの高度化や数式の解明にも使うことができます。私たちは研究を通じてそれらのシステムの更なる発展、活用を目指し、人と社会の未来を豊かにするヒントを探っています。

髙井研究室 教授